教えることは学ぶこと

今回は要請活動について触れます。

2月6日から新学期が始まり、新入生がValombola VTC、Radio/TV学科に入学してきました。

ピカピカの一年生です。ほとんどの生徒は電気について知識がありません。

そんな初々しい一年生向けに授業を運営・実施しています。

NTA(Namibia Training Authority)というナミビア国内のVTCを管轄している組織が教科書を提供しています。そのテキストにそって授業は進めていきます。

以前にも書いたことがありますが、やはり英語で専門知識を教えるというのはタフな活動です。

そんなタフな活動の中で最近心掛けていることが何点かあります。

1.アイスブレイクで日本語を教えるor現地語を教わる

いきなり最初からテキストの内容に取り掛かると生徒の食いつきがあまり良くありません。特に朝一の授業だったり、週末明けの授業だったりするとなおさらです。そこで、青年海外協力隊の活動意義でもある文化交流を兼ねて、簡単な日本語を教えたり、現地語を教わったりします。電気とは関係ないのですがこれをするだけで生徒の反応が変わってきます。特に現地語をこちらが話すとクラスの雰囲気が和みます。

2.テキストに載っていない内容も授業に含める

ただ、テキストに書かれていることを読んでも面白くありません。それだけなら自分で読めば済んでしまう話ですし、本当に大事な内容が入ってきません。そこで、自分なりにこれは知っておいたほうがいいだろうというトピックに対して重点的に説明し、不要な内容は飛ばします。また、自分の経験とテキストの内容を結び付けて、他に知っておいてほしい内容を盛り込みます。理論的な話も実務経験と合わせて話すと説得力が増します。

3.Visual aidを活用する

今はGoogle先生のおかげで学術的な内容でも検索すれば、大抵知ることはできます。英語力、指導力がまだ不十分な私はやはりテクノロジーの力を頼りたくなってしまいます。人間の五感をなるべく多く刺激したほうが記憶に残ると聞いたことがあります。ただ黙読より声にだす、聞くだけより自分の言葉で説明するなどです。文字情報で説明されただけで分からない話も写真や動画で見ると、すぐに理解できることはよくあります。特に電気は目に見えない世界を扱っているので、その傾向は強いと思います。

以上が最近心掛けていることです。

でも大事なのは生徒とのコミュニケーションであり、こちらが伝えたい気持ちをもって一生懸命やることが一番なのではと思います。教壇に立ち、先生という立場で講義はしますが授業の準備を通して自分も勉強しますし、授業の中でどうやったら生徒に楽しんでもらえるか等と考える過程が最終的に自分の成長や学習になっている気がします。


エンジニアから国際協力師への道 (国際協力、ナミビア、青年海外協力隊の日常について)

国際協力やアフリカ、青年海外協力隊に興味がある方向けに情報発信。民間企業で数年、電気系エンジニアとしての経験を積み、青年海外協力隊に応募。2018年6月27日、2年の任期を終えて帰国。アフリカ南西部に位置するナミビアの職業訓練校で電気・電子工学の指導に従事。(活動期間:2016年6月~2018年6月)

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