配属先での中間発表

気が付けば8月に入っており、光陰矢のごとしとはよく言ったものですが、

これだと残りの任期もあっという間に過ぎそうだと、少し焦りを感じているkenです。

突然ですが、途上国の開発に関する問題です。

日本の地下鉄テクノロジーを生かして、首都に地下鉄が整備された国はどこでしょう?

A:インドネシア   B:インド   C:フィリピン

(正解は本文の後で・・・)


今週、JICAナミビア事務所スタッフと新隊員立合いのもとで、配属先での中間報告を終えました。

VVTCからはCenter Manager(校長先生)のTate Muashekeleに参加頂きました。彼は今年6月にNakayaleVTCからVVTCへ異動してきた新任の校長先生であり、前任者とは全然違うタイプです。

本来であれば任期が1年経過した頃、6月末に発表を行う予定でした。ただ、今回は2017年度1次隊で派遣されてきた新隊員がナミビア北部の任地へ着任するタイミングに合わせたので、この時期になりました。

プレゼンの出来は上々といったところで、資料の作りこみに時間を掛けた事と普段の授業で人前で話す機会があるので、それで鍛えられたのが要因だと思います。思えば自分が任地へ着任する時に、先輩隊員の中間報告に立ち合いましたが、今度は自分が聞いてもらう立場になりました。

職種は違えど新隊員の中で、何かしら活動に使えるアイデアを発見してくれてたら本望です。

プレゼンの中で校長先生が強く関心を示したのが、「Kaizen」活動です。

「Kaizen」とは「改善」を意味します。メーカーの製造現場や、病院などの医療現場でよく採用されている、マネージメントシステムの一種です。Kaizenには5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)が含まれており、段階的に職場環境を向上させようという試みです。アフリカではエチオピア、タンザニア、ザンビア、ボツワナ等で既に採用されており、JICAの支援によって普及・定着活動が実施されています。これをナミビアが採用したら、面白いことが起こると思って提案させていただきました。

ここ数ヵ月でボランティア調整員が交代になり、新しいVVTCの校長先生が就任して、JICAナミビアの所長も変わりました。自分を取り巻く環境が変化しています。トップが変われば、必然的に組織も変化していきます。その中で誰にどのようにアプローチして、活動結果をアウトプットしていくかを求められている気がしています。

では最後に問題の答えです。

正解はB:インドです。 2011年に全線が開通しました。経済成長により自家用車が急速に普及し、 道路の慢性的な渋滞と、車の排気ガスによる大気汚染が問題となっていたという背景 があります。

ではまた今度。

知っておきたい「ナミビア」のすべて

「ナミビア」をはじめとするアフリカ諸国、青年海外協力隊に興味がある方向けに情報発信。民間企業で数年、電気系エンジニアとしての経験を積み、青年海外協力隊に応募。2018年6月27日、2年の任期を終えて帰国。アフリカ南西部に位置するナミビアの職業訓練校で電気・電子工学の指導に従事。(活動期間:2016年6月~2018年6月)

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