試しに日本の実家へ送った葉書が先日ようやく届いて、安心しているkenです。
ナミビアは一人当たりのGNI(Gross National Income)が5,630 USドル(2014年:世銀)で中所得国に位置していますが、ジニ係数は約70%で世界一高いといわれています。ジニ係数とは所得格差をあらわす数値で、一番高いのは南アフリカ地域の63%です。0に近いほど格差が少ないとされています。
そこで問題です。次のうち所得格差が一番小さな国はどこでしょう?
A:日本 B:オーストラリア C:デンマーク
(正解は本文の後で・・・)
今回は今まで訪問したナミビアの観光名所で、素晴らしかった土地をいくつかご紹介します。
1. Walvis Bay(ウォルビスベイ)
Walvis Bayは大西洋に面している街で、浅瀬には写真のようなフラミンゴが群れをなしていました。AirBnBで一家丸ごと宿泊客に貸し出している、人柄が優しい白人のホストが運営している豪邸で一夜を過ごした後にSwakopmundでラッキースターマラソン(当時)に参加してハーフマラソンを完走しました。リゾート地としては上記のSwakopが有名なのですが、個人的にはWalvis bayのほうが飾り気がなく、滞在中も落ち着いた気分になれるお気に入りの街です。
2.Kolmanskop(コールマンスコップ)
ゴーストタウンとして知られているKolmanskop。今住んでいる人はいませんが、かつてダイヤモンドの採掘で一世を風靡した当時の面影が街の至るところで見受けられます。ボーリング場やトロッコ列車など。ナミビア南西部Luderizから車で40分程度でアクセスでき、申込みをすればツアーガイドさんが当時の歴史を各所を巡りながら解説してくれます。団体の旅行客が大型バスで訪問していたので、観光スポットとして有名どころです。この廃墟と化した町を観光地にするところも凄いですが、この諸行無常を肌で体感できるのは良い経験になります。時が止まったまま存在している街。
3. Purros(プロス)
ナミビア北西部、ヒンバ族の本拠地で知られている街オプオから車で8時間程度かけて到着できる秘境の町Purros。福山雅治が砂漠像、砂漠ライオンをカメラに収める為に訪れた町でもあります。私達が訪れた時には雨季で、残念ながら野生の動物をほとんど見ることはできませんでしたが、どこまでも広がる雄大な自然にただ圧倒されました。キャンプしたときの空気が忘れらない、原始に戻れる場所です。
では最後に問題の答えです。
正解はB:デンマークです。デンマークに限らずノルウェーやスウェーデン、フィンランドなども格差が小さい国です。ご存じのように北欧諸国は社会保障制度が充実しているので、経済的弱者に対するセーフティーネットがしっかり整備されている為と考えられます。世界で最も裕福な「8人」が保有する資産が、世界人口の経済的に恵まれていない下から半分にあたる「36億人」が保有する資産とほぼ同じだったと国際NGO「オックスファム」が今年(2017年)の1月に発表しています。これが今私達の生きている世界で起きている現実です。
ではまた今度。
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