持続可能な開発目標(SDGs)

本日2016年1月15日(金)、渋谷にある国連大学にて「2030年持続可能な開発目標:日本と世界の変革へ向けて」一般公開シンポジウムが開催され、聴衆として参加してきました。

2015年9月の国連持続可能な発展サミットは、「我々の世界を変革する:持続可能な発展のための2030アジェンダ(Transforming our World:the 2030 Agenda for Sustainable Development)」を採択しました。シンポジウムでは環境省環境研究総合推進費戦略課題の3年間の研究成果報告が発表されました。

SDGsとは「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」の略称で「貧困をなくす」「飢餓をなくす」「気候変動へのアクション」「持続可能な消費と生産」など17の持続可能な開発目標と169項目のターゲットで構成されていて、2015年で達成期限を迎えたミレニアム開発目標(MDGs)が主に開発途上国の貧困削減などを目指す目標であったのに対して、SDGsは2030年をターゲットにした先進国も対象となるグローバルな目標です。

本シンポジウムでは主催者による挨拶から始まり、基調報告:SDGsとは何か?S-11研究の到達点とこれから、基調講演、パネル討論1:何がわかったのか?何が変わるのか?、パネル討論2:SDGs実施へ向けて日本はどうすればよいのだろうか?というプログラムでSDGsを日頃研究している大学教授や環境省職員、また開発協力の啓発活動をされているNGO事務局長、民間企業でCSR部門に属している担当部長の方など、官民問わず幅広いジャンルのパネリストが自分の立場からSDGsの課題や目標、これからの取り組み方について持論を発表してくださいました。

その中でも印象的だったのはネクサスというキーワードです。

ネクサス(Nexus)とはラテン語を語源とする用語で何かをつなげる行為、あるいは何らかの関連しているものを意味します。食糧と健康のネクサス、水と教育のネクサスのように異なる分野の課題を結びつけることで、17の開発目標に別々にアプローチして解決を図るのでなく複数分野の関連性を見出し、同時にアプローチすることをいいます。

食糧と健康とは一方では栄養不良で苦しんでいるのに、同時に肥満の問題も起こっていて公正な食糧分配に取り組むことが必要とされていることをいいます。水と教育は水関連の持続可能性の課題に対応するにあたり、世界中の人々は「水リテラシー」を身に付ける必要があることです。

今、地球はここ半世紀での急速な人口増加や環境破壊により健全な状態を維持するのが困難な状況に陥っています。先進国、途上国関係なく、また政府、民間企業、非政府組織、個人一人ひとりが今後も健康で安全な生活を送るために地球環境維持のために行動することが求められています。それを明確に2030年までの達成目標として形に落とし込んだのがSDGsです。




エンジニアから国際協力師への道 (国際協力、ナミビア、青年海外協力隊の日常について)

国際協力やアフリカ、青年海外協力隊に興味がある方向けに情報発信。民間企業で数年、電気系エンジニアとしての経験を積み、青年海外協力隊に応募。2018年6月27日、2年の任期を終えて帰国。アフリカ南西部に位置するナミビアの職業訓練校で電気・電子工学の指導に従事。(活動期間:2016年6月~2018年6月)

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