国際協力師とは

「国際協力師」とは、NPO法人・宇宙船地球号が2005年ごろから提唱している新しい職業人の概念です。「生活するのに十分な報酬をもらって、プロとして国際協力を持続的に行っている人々」をさします。

国際協力師に相当する人々としては、以下の5つに分類されます。

①国際公務員(国連職員、世界銀行職員、アジア開発銀行職員など)

②政府機関職員(国際協力機構〈JICA〉職員、日本貿易振興機構〈JETRO〉職員など)

③政府機関専門家(JICA専門家〈技術協力専門家〉、JICA専門員など)

④NGO(非政府組織)スタッフ(国際大型NGO有給職員など)

⑤開発コンサルタント会社職員

以上のほかに民間企業で国際協力に関わるCSR担当部署に勤める会社員も含まれます。

一般に、国際協力師になるためには、以下の3つの資格が必要です。

1.英語力(TOEFL iBT 100以上)

2.大学院修士(開発分野での専門性)

3.2年以上の海外勤務経験(青年海外協力隊、国連ボランティア、NGO海外派遣など)

加えて以下の経歴・資格があると選択肢が広がり、就職で有利になります。

4.他の国連公用語(フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語、アラビア語から1つ)

5.大学院時代の国際機関、政府機関、開発コンサルタント会社でのインターン経験

6.大学院時代のNGOまたは一般企業でのインターン経験

7.開発途上国への旅行または滞在経験

8.英語圏、フランス語圏などへの留学経験

9.ボランティア経験

10.教職、調理師などの国家資格

非常に高い語学力、専門性が求められていることが分かります。


知っておきたい「ナミビア」のすべて

「ナミビア」をはじめとするアフリカ諸国、青年海外協力隊に興味がある方向けに情報発信。民間企業で数年、電気系エンジニアとしての経験を積み、青年海外協力隊に応募。2018年6月27日、2年の任期を終えて帰国。アフリカ南西部に位置するナミビアの職業訓練校で電気・電子工学の指導に従事。(活動期間:2016年6月~2018年6月)

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