ナミビアでの活動進捗

任地での活動を始めて4ヵ月目に入りました。

今回は配属先に着任してから実施した活動についてお伝えしたいと思います。

簡単にまとめると以下の3点です。

1:同僚、生徒の技術レベルの把握

2:レベル1の生徒に対して、電気理論の講義

3:測定器材の把握、動作確認

私の要請内容は「職業訓練校の電子学科で同僚、生徒に電気・電子工学の技術的指導を行う」ことであります。

配属先であるバランボラVTCは、3年制の職業訓練校で、自動車整備、服飾、配管、溶接など全部で11学科を有しています。生徒に職務で必要な知識、技術を教えることが目的です。

「1に関して」

同僚が有している技術レベルは非常に高いです。2人いるうち、1人は専門大学で電気を勉強した優秀な方です。もう1人はバランボラVTCの卒業生です。お二人とも電気のことをよく理解されていて、指導に十分なレベルです。生徒は真面目で勉強熱心です。簡単な数学の問題や物理の法則は理解しています。分からないことがあると積極的に質問してきます。

「2に関して」

配属されてから1週間ほどしてから、レベル1の生徒へ講義を開始しました。

教科書に沿って電気の理論について教えます。直流回路の合成抵抗、回路解析手法、電磁気学、発電の仕組みなどが今まで実施した内容です。「英語の文章」と「技術的な内容」それぞれを理解する必要があります。分野によって得意、不得意があり、またすでに記憶から消えている内容は予習にものすごく時間がかかります。毎回、講義の準備に時間をとられます。専門スキルを人に教えるというのは、大変な労力を必要とします。

「3に関して」

一般的にエレクトロ二クス分野で使われる「直流電源」「オシロスコープ」「ファンクションジェネレータ」などは有しています。日本製ではありません。大体は韓国かイギリス辺りのメーカー製が使われています。実習では「ブレッドボード」を使用します。これはプリント基板の代わりにボード上で回路を構成できるキットです。抵抗やトランジスタなど電子部品を半田づけする必要がなく、手軽に回路を組み、また組み直すことが可能です。日本で「半田づけ」は電気系技術者には必須のスキルですが、この学校では重要視されていない様です。ナミビアと日本の職業環境が大きく違うためだと考えられます。

以上となります。


エンジニアから国際協力師への道 (国際協力、ナミビア、青年海外協力隊の日常について)

国際協力やアフリカ、青年海外協力隊に興味がある方向けに情報発信。民間企業で数年、電気系エンジニアとしての経験を積み、青年海外協力隊に応募。2018年6月27日、2年の任期を終えて帰国。アフリカ南西部に位置するナミビアの職業訓練校で電気・電子工学の指導に従事。(活動期間:2016年6月~2018年6月)

0コメント

  • 1000 / 1000