ボランティア報告書の提出

突然ですが、問題です。

暇つぶしと思ってちょっと考えてみてください。

1+1=2

この結果は当たり前ですよね。では、

1+1=10

は正しいでしょうか?間違っているでしょうか?

ヒント:アンドロイド

(正解は本文の後で・・・)


協力隊員には、2年間の任期中に計5回の活動報告書提出が、合意書に基づき義務付けられています。

赴任3ヵ月後に第1号報告書、赴任6ヵ月後に第2号報告書、赴任12ヵ月後に第3号、赴任18ヵ月後に第4号、赴任24ヶ月後に第5号を提出します。

目的は3つ。

1.ボランティア自身が自己の活動の管理及び評価を行う

2.事業関係者が情報を共有し、類似案件にフィードバックする

3.情報を広く国民へ開示する

隊員が提出して承認された各報告書は、市ヶ谷にある「JICA地球ひろば」にて一般の方でも閲覧することができます(因みにインターネット上での検索はできません)。私は二本松での訓練が始まる前にJICA地球ひろばで前任者の報告書を読みました。

そして、ナミビアに赴任してから12ヵ月が経過しましたので、先月終わりに第3号報告書と活動状況表(和文と英文)を提出しました。

内容は以下の通り。

1.活動の進捗状況

2.着任後1年時点の活動結果と課題及び課題に対する解決案

3.現地支援制度活用計画

4.社会的格差に関する所見

5.特記事項(以下から選択制。①日本と受入国の違い②受入国の習慣③受入国の食事④旅行⑤任地の特産品⑥他事業との連携⑦任地での広報活動)

私が記載した内容を要約すると、

「今までに実施した活動は1.測定器材の把握、2.1年生の生徒へ講義、実習指導の実施、3.修理依頼品の対応、4.ウインドフックVTCとのカリキュラムレビュー、5.1年生の生徒へ進路調査である。活動計画の主なポイントはカウンターパートと生徒への技術指導であるが、現状は1年生への指導に留まっている。修理依頼は状況に応じて、対応が可能な案件だけに絞って実施している。前任者が提出した現代に即した新カリキュラムの導入状況は、いまだ承認待ちの段階である。本格的にこのカリキュラムが始動するのはまだ先になりそうである。進路調査ではほとんどの生徒がVTC終了後に就職を望んでいるが、働き口が限られているのが問題である。ナミビアには大規模な電気関係の製造業が存在していないので、学んだスキルを十分に生かせる職となると修理業などに限定されてしまう。カウンターパートの技術力については生徒を十分に指導できる能力を備えていると判断できる。計算が苦手、半田付けが上手でないなど幾つか短所も見受けられるが、基礎的な電気理論の知識や生徒への指導などは私よりも優れている点が多くある。今後の予定としては5S・Kaizenなど日本の製造現場では認知している就業意識について、今後伝えていけたらいいと思っている。普段の生活でジェンダー格差については、日本ほど差はないと感じる。特に就業機会についてはありとあらゆる現場で女性が活躍しているので、日本も見習った方がいいのではと思ってしまう。地域によって定住している民族が違うが、お互いがお互いの文化(言語、食事、生活習慣)を尊重している姿勢がある。特にアジア人である自分がその地域の言語で挨拶を交わすと非常に喜ばれるので、自文化に大変誇りを持っていることが窺える。」

てところですね。可もなく、不可もなくといった感じです。あと1年あるのでやれる事をやるだけです。


では、最後に冒頭の答えはこちら。

ある条件下では正しい。それは2進数。私たちが普段利用している数は10進数で0から9まで10個の数字を組み合わせて大きさを表すが、2進数は0と1のみ2個の数字で全ての大きさを表す。

つまり10進数の「2」は2進数では「10」(じゅうでなく、いちぜろとよむ)となる。

例えば10進数の「4」は2進数で「100」、「8」は「1000」、「16」は「10000」と桁数が増えていく。勿論ある規則にそって成り立っているので、相互に変換できます。

機械に命令を送る際、デジタル信号に変換するため2進数(0と1)が使われます。

工学系の勉強した方でないとちょっと難しかったかもしれませんね;)

ここで言いたいのは、一見間違っていて突拍子もないように見える事でも条件を変えれば正しくなってしまうということ。例えば、日本の方法が必ず正しいと思って押し付けるのではなく、現地の方法が正しいこともあるという多面的な見方を身に付ける事が必要。物の見方。正解は1つではないかもしれない。


ではまた今後。


エンジニアから国際協力師への道 (国際協力、ナミビア、青年海外協力隊の日常について)

国際協力やアフリカ、青年海外協力隊に興味がある方向けに情報発信。民間企業で数年、電気系エンジニアとしての経験を積み、青年海外協力隊に応募。2018年6月27日、2年の任期を終えて帰国。アフリカ南西部に位置するナミビアの職業訓練校で電気・電子工学の指導に従事。(活動期間:2016年6月~2018年6月)

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