こんにちは!
うだるような暑さに早くも体力を奪われているKenです。
ここ数日で最高気温が40度近くまで上昇しています。とにかく暑い。
ここで恒例の問題です。
南アフリカ共和国の首都は次のうち、どこでしょう?
A: ヨハネスブルグ B: ケープタウン C: プレトリア
(正解は本文の後で・・・)
先週末、JICAボランティア仲間達と共にヒンバ族の生活を直に体験できる『Ovahimba
Living Museum』で1泊2日のキャンプを楽しんできました。
「Living Museum」では原住民の生活様式をアクターが訪問客にそのまま見せてくれます。
今現在、ナミビアに6拠点あります。
元はナミビアのツアーガイドだったWerner Pfeiferさんがドイツからこのユニークなアイデア
を拝借して、2003年に始めたのが起源のようです。私達が訪れた「Ovahimba Living
Museum」は2016年にオープンしたばかりの一番新しい施設になります。
おそらく日本人でここを訪れたのは我らが初でしょう(^^.)
ここでは観光客向けに幾つかのアクティビティが用意されており、私達はボディペイントと
歓迎の歌、踊りを体験してきました。ガイド役の長身イケメンRobertが気遣い溢れるサービ
スをしてくれたおかげで、終日通して有意義な時間を過ごすことができました。
特に夜のヒンバ村を訪問し、囲炉裏を囲んで彼らの話を聞きながら、伝統的な生活を垣
間見れたことは貴重な思い出となりました。
ヒンバ族は「世界でもっとも美しい裸族」と言われており、ナミビア北西部のクネネ州を本
拠地とし、昔からの伝統的な生活を固持している部族です。上半身は裸で、民族衣装とアク
セサリーを纏い、赤い泥とバターをまぜたものを体全体に塗っている容姿が非常に印象的で
す。これには虫よけと日焼け止めの効果があるといわれています。
総人口は2万から5万人ほどおり、山羊や牛などの家畜を育てて生計を立てています。
ナミビアは一人当たりGNI5,000ドル以上の中進国であり、アフリカ大陸内では経済的に発展
している部類に入るのですが、今でもこうした自分達の文化を頑なに守りつづけている民族
がいることに驚きが隠せません。
ただ、昨今ヒンバ族の中でも近代化の波が押し寄せているようで、民族衣装を纏わないで、
洋服を着ている方も少数いらっしゃいました。
人間とは怠惰な生き物ですから、楽な方向に流されやすく、便利な生活ができるならばそち
らにいこうとするものです。彼らの中でも昔からの価値観と現代的な価値観が葛藤している
のかもしれません。BBCのニュースでも取り上げられていました。経済発展することが必ず
しも全ての人々に恩恵をもたらすのかというと、疑問が残る点もあります。
国際開発をする上でも、現地の方々の生活を直に知ることは必要な事です。
では最後に問題の答えです。
正解はC:プレトリアです。南アフリカというと、世界一治安が悪いといわれるヨハネスブル
グが有名で人口も一番多い都市なのですが、実際に首都の機能を担っているのはプレトリア
となります。
今日もご覧いただきありがとうございます。
ではまた今度。
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