未来を創造する再生可能エネルギー

こんにちは!Kenです。

VVTCはテスト期間に入り、まったりしています。暑さは相変わらずで寝苦しい日々が続いて

います。11月に入り今年も残り僅かという空気になってきましたね。

最近の面白いネタだと、サウジアラビアにて世界で初めて人形ロボットに市民権が与えられ、物議を醸しているようです。。

では、いつもの問題です。

地球にやさしいと考えられる「再生可能エネルギー」を一番多く使っている国は?

A:オーストラリア B:デンマーク C:中国

(正解は本文の後で・・・)


今回は再生可能エネルギーについて。

貧困や飢餓をなくすだけが国際協力ではありません。(もちろん大事ですが)

地球環境を考慮することも、持続可能な発展を促すためにはとっても重要です。

石炭や天然ガスといった資源に頼らず、枯渇する心配がない自然エネルギーを利用して、二

酸化炭素排出量が少ない発電方法には以下のものがあります。

1.太陽光発電(Solar Energy)

太陽の光エネルギーを吸収して電気に変える太陽電池モジュールで太陽の光から電気をつくり、太陽電池で発電した電気をパワーコンディショナーと接続箱で集めて、実際に家庭で使用できる電力に変換します。

2.風力発電(Wind Power)

風力発電は、風力発電機と呼ばれる設備を使って発電します。

風力発電機の上部に付いている「ブレード」と呼ばれる羽の部分に風が当たると、「ブレード」が回転し、その回転が「動力伝達軸」を通じて「ナセル」と呼ばれる装置の中に伝わります。「ナセル」の中では、まず「増速機」という機械が、ギアを使って回転数を増やし、回転速度を速めます。その回転を「発電機」で電気に変換しています。

発電された電気は「塔体」の中を通って「トランス(変圧器)」で昇圧され、送電線(または配電線)を通って届けられます。

3.水力発電(Hydroelectric Power)

水が高いところから低いところへ落ちる時の力を利用して水車を回し、水車と直結した発電機で電気を起こすのが水力発電です。例えば「ダム式発電所」では、ダムの水を利用して需要が伸びる昼間に発電し、夜間はダムの水を貯水する運用ができます。

4.地熱発電(Geothermal Energy)

地熱発電とは、地中深くから取り出した蒸気で直接タービンを回し発電するものです。 火力発電所では石炭、石油、LNGなどの燃焼による熱で蒸気を発生させるのに対し、地熱発電では地球がボイラーの役目を果たしているといえます。

5.バイオマス発電(Biomass Energy)

「バイオマス」とは、動植物等の生物から作り出される有機性のエネルギー資源で、一般に化石燃料を除くものを総称しています。

そのエネルギー源を燃焼したり、あるいは一度ガス化して燃焼したりして発電するしくみを「バイオマス発電」といい、バイオマス燃料を燃焼することでタービンを回し、発電機を動かすことで発電を行います。

日本におけるエネルギーの供給のうち、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料がその8割以上を占めており、ほとんどを海外から輸入しています。国内のエネルギー自給率はわずか6%です。また近年、新興国の経済発展などを背景として、世界的にエネルギーの需要が増大しています。加えて、化石燃料の利用に伴って発生する温室効果ガスを削減することが重要な課題となっています。

このような状況の中、エネルギーを安定的かつ適切に供給するためには、資源の枯渇のおそれが少なく、環境への負荷が少ない太陽光や風力といった再生可能エネルギーの導入を一層推進することが必要です。

では、なぜ普及が進まないのか?大きな問題はコストと安定性です。石炭を用いた火力発電や原子力発電といった既存の発電方式に比べると発電コストが著しく高いのが現状です。また、不安定な自然現象を安定した電気に変換して供給するためには相応な技術と環境への配慮が必要という面もあります。

新しい発電方式を取り入れると既存の設備はどうするのか、今の電力産業から利益を得ている業者はどうなるのかといった複雑な事情が絡み合って、なかなか浸透していかない社会的な問題もあります。


では最後に問題の答えです。

正解はB:デンマークです。

デンマーク政府は「2050年までに化石燃料の依存から脱却し、すべてを再生可能エネルギーに転換する」という長期目標を掲げています。また「自然エネルギー自給率100%、エネルギー自給率600%」に達しているロラン島という地域があり、注目されています。

本日もご覧いただきありがとうございます。

では、また今度。

知っておきたい「ナミビア」のすべて

「ナミビア」をはじめとするアフリカ諸国、青年海外協力隊に興味がある方向けに情報発信。民間企業で数年、電気系エンジニアとしての経験を積み、青年海外協力隊に応募。2018年6月27日、2年の任期を終えて帰国。アフリカ南西部に位置するナミビアの職業訓練校で電気・電子工学の指導に従事。(活動期間:2016年6月~2018年6月)

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