ODAの基礎知識

こんにちは!Kenです。

「3つの脳」

現代科学で人間には3つの脳があるといわれています。

1つは頭の中にある一般的に知られている脳、2つは胸の中、3つめは腸の中にあります。

胸と腸の中にある脳は小さく、自律的な神経システムとして存在しているようです。

これはつまり頭で考えたこと以外にも、体が自然に反応することがあることを示します。


今回は外交に興味がある方なら聞いたことがある「ODA」について。

ODAとは「Official Development Assistance」の略で政府開発援助と訳されます。政府または政府の実施機関はODAによって,平和構築やガバナンス,基本的人権の推進,人道支援等を含む開発途上国の「開発」のため,開発途上国または国際機関に対し,資金(贈与・貸付等)・技術提供を行います。

ODAには「二国間援助」と「多国間援助」があり、さらに「二国間援助」は「有償資金協力」「無償資金協力」「技術協力」に分けられます。JICAボランティア事業は「技術協力」の一部に含まれています。

日本のODA実績はDAC加盟国中でアメリカ、ドイツ、イギリスに次ぎ第4位(2015年)です。

1位 アメリカ、

2位 ドイツ

3位 イギリス

今でこそ4位に陥落していますが、1991年から2000年までは第1位の座を確保していました。その頃はバブル経済がはじける前で資金提供する余裕があったのでしょう。

アメリカは経済規模世界1位でボランティアやチャリティの精神が根付いている国なので、実績一位はよく理解できます。ドイツ、イギリスもヨーロッパの大国で経済的に豊かなのでODAへ回す資金が十分にあるでしょう。

では実際日本は世界のどんな途上国に援助しているのかというと、支出総額が多い順に

1位 インド

2位 ベトナム

3位 フィリピン

4位 インドネシア

5位 バングラデシュ

(10位 ケニア)

となっています。ランキングを見ると傾向がはっきりしています。まず、日本から地理が近いアジア圏が占めています。また人口が多い国です。インドは10億人国家、ベトナムも1億人弱、フィリピンも1億人、インドネシア2.6億人、バングラデシュ1.6億人と見事に1億人以上規模の国家へ援助しています。これは非常に理に適っていて、人口は多いけど一人当たりのGDPが低い国というのは、インフラや政策を整備して、自国の産業を創出して生産性を挙げることで、あっという間に経済規模は大きくなるわけです。一人当たり1日200円で暮らしいた1億人規模の国が、もし一人当たり1日500円で暮すようになれば、その規模は200億が500億になるわけですから、インパクトは非常に大きいといえます。アフリカにもナイジェリアやケニアといった人口が多い国があり、ランキングではケニアが10位に入っています。

 2014年,日本が1954年にコロンボ・プランに加盟し、アジア諸国に対して技術協力を開始してから、60周年を迎えました。この60年間、戦後間もない時期から高度成長期を経て現在に至るまで、日本のODAは、日本が国際社会の責任あるメンバーとして地域や世界の様々な課題への取組に貢献し、それを通じて、日本自身の平和と繁栄を築いていく上でも大きな役割を果たしてきました。

日本のODAの特色は人づくり、対話・協働を重視した「自助努力の後押し」、インフラを整備し雇用を生む「持続的な経済成長」、脆弱な人々に焦点を当てた「人間の安全保障」といえます。途上国の成長に長年寄与してきた結果、日本は世界中から信頼される国になりました。経済面でも途上国が発展することで、貿易や人材の交流を通じて日本も豊かになる恩恵が受けられます。つまり援助することで最終的には相互に利益が得られるのです。

私達、青年海外協力隊は現地に生活して、カウンターパートと共に現地の文化を知悉したうえで、課題解決に向けて行動する真率な姿勢が世界的に評価されている草の根の代表的なODA活動と言えます。

本日もご覧いただきありがとうございます。

ではまた今度。

エンジニアから国際協力師への道 (国際協力、ナミビア、青年海外協力隊の日常について)

国際協力やアフリカ、青年海外協力隊に興味がある方向けに情報発信。これまで民間企業で電気系エンジニアとしての経験を積み、現在は国際協力師を目指し、青年海外協力隊員として活動中。アフリカ南西部に位置するナミビアの職業訓練校で電気・電子工学を教えています。(活動期間:2016年6月~2018年6月(残り1ヵ月!))

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